ごあいさつ

愛音の会(あいねのかい)は、平成元年、呉市文化ホール(現:呉信用金庫ホール)の開館を機に呉市文化振興財団の育成団体として発足しました。

年1回の「定期演奏会」をはじめ、 「くれまちかどコンサート」や「音楽の花束コンサート」、2019年度より「呉共済病院ロビーコンサート」(年4回、現在コロナ対策のため休止中)を開催し、さらに2022年度より「新日本造機ホールランチタイムコンサート」を開催する予定です。

その他、幼稚園や施設、パーティーなどへの出張演奏の依頼を受け、幅広い演奏活動を行っております。

 

2021年3月には、節目となる第50回の定期演奏会を迎えました。

発足より30年以上・・・愛音の会は歴史ある会として、これからも呉市民の皆さまへ『愛の音』をお届けします。


顧問あいさつ

「愛音の会」が誕生したのは呉市文化ホール(現呉信用金庫ホール)が完成した平成元年(1989年)ですから,早いもので今年でもう32年が経ち定期演奏会も50回を数えました。

 ホール開場に合わせて3台のステージ用コンサート・グランドピアノが導入されたのを機に,それらの弾き込みのためにその年音楽大学等を卒業し呉市の新人演奏会に出演した若い音楽家たちが集められました。

 ホールの財産としてのピアノをできるだけ長期間最良の状態で維持するために定期的に弾き込みをすることはとても重要です。東京や大阪のような大都市のホールとは違い,地方のホールが所蔵するピアノは使用頻度が少ないのでこの弾き込みが必要不可欠となります。

 新ホールのスタートに重要な貢献をした若い音楽家たちが「愛音の会」を結成し,

(公財)呉市文化振興財団(以下財団)の主催事業において受付,座席案内,場内整理それに場内放送や花束贈呈などのお手伝いやピアノの弾き込みなど,ホール運営を縁の下から支える集団として今日に至っています。

 このような働きに対して「愛音の会」は財団から育成団体と位置づけられ,ホールを使用できる特典も与えられました。

 今も中心になって会を引っ張っている誕生当初のメンバーから今年加入したての新メンバーまでを含む集団となった「愛音の会」ですが,財団と協力して以下のような音楽活動で全力を尽くしています。

・定期演奏会 呉信用金庫ホール 年1回

・音楽の花束 呉信用金庫ホールロビー 年3回

・呉共済病院ロビーコンサート 年4回

・財団主催のまちかどコンサート

・ランチタイムコンサート 新日本造機ホール

・その他,呉市立美術館,入船山記念館,市内小中学校や高齢者福祉施設での出張コンサートなど

 財団の主たる業務と目標は,整った施設と心のこもったホスピタリティーによって呉市民に上質の音楽や種々のパフォーマンスを提供することですが,愛音の会はこの趣旨を実現してゆくためにうってつけの存在として今日に至っています。

 愛音の会が今後長い年月にわたって発展するには,個々の演奏家としての成長とメンバー間の切磋琢磨や協調融和が欠かせないのはもちろんですが,何といっても愛音の会の演奏会に市民の皆さんが直接聴きに来てくださることが最も大きな励みとなり,さらなる発展につながると思います。

 今後とも「愛音の会」を暖かく支えていただきますようお願いいたします。

 

 「愛音の会」顧問  黒 瀬 基 郎 

 

顧問プロフィール:広島大学在籍中に学研究科教授、広島大学付属東雲中学校岩国短期大学岩国短期大学学長を歴任し、現在は呉市文化振興財団理事、呉美術協会会長。